英語において、私はリスニングが超苦手です。

それについては前回の記事でも書きました。
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これまで、そこそこ英語を勉強してたきた方の人間だと思いますが、結局のところ社会や仕事で実践的に使えるほどのものではなく、特にリスニングが超苦手です。
実際に仕事でも英語を使う機会があるのですが、英語を話す相手の言うことをまともに聞き取ることができません。そういう時は、日本語ができるアメリカ人(たまたま会社にいる)に通訳をしてもらってます。
通訳なしでも交渉ができるようになりたい
と一念発起し、英検1級をとる、という無謀な目標をたてた、というのが前回の記事でした。
英検1級レベルのリスニング力を獲得するためには、相当の修行が必要です。英検2級くらいまでは、英検のテキストを繰り返すことでほとんどの場合実力を伸ばしながら対策することが可能ですが、英検1級の場合、過去問をやるだけで身につくものではありません、特にリスニングは。
何か根本的な対策が必要です。
そこで、なぜリスニングが苦手なのか、その理由を考えてみました。
リスニングが苦手な理由
聞いたことない単語がある
これは仕方がないですね。単語を知らなければ意味も分かりません。単語帳などを使って単語を覚えていくしかありません。

これは私の課題でもあります。
私の大学受験時代(30年以上前)は、単語を覚えるというよりも、文法や構文が重視され、わからない単語は前後関係から類推する、的な感じで言われることが多かったかなあ、と記憶しています。特に、関係代名詞や分詞などが複雑にからみあった文章を読み解く、といった問題が多く、単語力が軽視されていたわけではないと思いますが、どちらかというと、難解な構文を読み解く、たとえば、この文章はこの名詞にかかってて、主語はここまでで、みたいな感じで。

なので、一生懸命単語を覚える、というよりは、難解な構文の読解の練習に力を注いでたように思います。
でも今は、受験ではなく、実践的な世界に生きる私としては、語彙力というのが最重要スキルの一つだと断言できます。大事なことは意味をつかむことなのですが、結局のところ単語の意味が分からないと相手の言ってることは理解できません。かつての大学受験で出てきてたような複雑で難解な構文のマスターは、実践的な世界ではそれほど必要ではありません。
リスニング問題のスクリプトを見てみてください。その中で、意味の分からない単語が5%以上あったら、全体として意味をつかむことが難しくなるのだそうです。なので、そういう場合は少しレベルを下げて訓練をする必要がありそうです。
そいう意味では、レベル別になっている単語帳で学習するのが効果的ですね。教材のレベルの選定は大変重要になってきます。そいう意味では、レベル別に級が設定されている英検を目標に、その英検の教材で学習することは理にかなっています。
単語であれば、
などですね。これを繰り返しやる。
そのやり方はまた別記事で紹介したいと思います。
単語の発音を知らない
単語の発音を知らなければ、当然のことながら聞いてもわかりませんね。
リスニングに関して言えば、1の単語を知らない、のと一緒になってしまいます、折角意味を覚えても。
単語を覚えるときに、ネイティブの発音をまねて覚えることが肝要です。

ですので、英語音声付きの教材、たとえば、英検教材の「でる順パス単」で、スマホ用のアプリが出てますので、そのような教材を活用するといいと思います。
私は、英検1級を目指していますので、「でる順パス単 英検1級」を活用しています。
その勉強方法はまた別記事で紹介したいと思います。
発音の変化を知らない
実はこれ、結構重要なポイントだと思ってます。
別記事で紹介しますが、私は今、シャドウイングアプリを使用してシャドウイングに取り組んでいます。

先日、その教材で
Could you recommend one that is effective for migraines?
という文章が出てきました。
migraines=片頭痛 という単語が難しいですが、文章自体は短く、それほど難しい文章ではありません。(that以下がoneにかかる、という関係代名詞という文法をご存じない方には難しいかもです)
文章で見ると難しくないものですが、リスニングとなると別です。私はこの、
that is effective
が聞き取れなかったのです。
ここのところ、私には
ダディズフェクティヴ
と聞こえたのですが、
that is effective
という風にはどうしても聞き取れず、何か一つの知らない単語?のように思えたのです、何度聞いても。
スクリプトを見て、おー、そうか、とやっとわかる始末。
このように、文章で見ると簡単な単語の羅列も、音声になると、音声変化が起こり、わからなくなってしまうのです。
これはやっぱり、英語音声をたくさん聞き、耳慣れしていくしかありません。
ただ、やみくもに聞いてもその音声変化に気づかずに聞き流してしまいます。従って、そこら辺の、音声変化を意識させてくれる教材で学習するのがおすすめです。
そういう意味では、シャドウイング教材が効果的かなと思ってます。
ちなみに、私は、TORAbit、というシャドウイングアプリを活用し始めました。これについては別記事で紹介しますね。
日本語に訳しているので間に合わない
これ、あるあるじゃないですか?
私はまさしくこれです。
簡単な短い文なら何とかなるのですが、長い文章になると、最初は聞き取れるけど、途中からついていけなくなるという。。。また、簡単な単語と短い文章の羅列なら日本語訳しながらでもついていけますが、途中、ちょっと複雑な構文の文章がでてくると、例えば、とある名詞が出てきて、それを関係代名詞以下が修飾するような文章の場合。リーディングなら関係代名詞以下を訳してから前の名詞に戻る、というような日本語訳になりますよね?
しかし、これをリスニングでやってると、そのような訳を頭の中でやってるうちに、次の文章になってしまい、間に合わなくなってしまい、どんどん聞き取れなくなる、ということになるわけです。

この対策としては、英語を文頭から文末へと聞きながら同時に意味をとれるように、頭を英語に慣れさせると良いといわれています。
これには、
「聞き読み」
という学習法があります。
英文の朗読を聞きながらそのスクリプトを黙読する、というトレーニングです。その際、一時停止やちょっと前に戻る、ということはせず、一度に最初から最後まで聞きながら読む、ということが肝要です。こうすることで、英語を英語のまま受け入れる訓練ができる、とのことなのです!
なるほど、ではありませんか?

このトレーニングへのアプローチとして、
上記のリスニングからのアプローチ以外にも、リーディングからもあります。
それは、自分のレベルに合わせた英語の文章を、頭から理解しながら読む、
というトレーニングです。こうすることで、英文を頭から理解する癖をつきますので、リスニングに役立ちます。
私は、このリスニングの訓練に、上述の、シャドウイングアプリである、
TORAbit というアプリを使い、始めめてみてます。
また、リーディングにおいては、BCCの記事を、頭から読んで理解する(後ろから前に戻ったりせずに)ということをしています。
これについては、また別記事で紹介しますね。
英語を聞き流してるだけの勉強してませんか
リスニングの訓練と称して、英語音声をただただ聞いているだけ。
効果が全くないとは言えませんが、ただ聞いてるだけでは効果はあまりないようです。それをやめる必要はありませんが、聞いてちゃんと意味をつかむ、という時間を意識的に設けることが必要なようです。
聞いてちゃんと意味をつかむ
これ、結構苦痛なのですが、これをやらず、ただただ聞き流しているだけだと、やったつもりでも進歩はあまりないようです。
英語を聞く時間が短くない?
文法問題や長文問題はできるのに、リスニングには苦手意識がある。
こういう人いませんか?
はい、私です笑
英語上達者いわく、こういう場合は、英語を聞く時間が絶対的に足りないのだそうです。簡単な近道はなく、一定量以上の英語を聞き、知識と経験を積み上げなければ、リスニングは上達しないのだそうです。
また、リーディングがリスニングに無意味、というわけではありません。先の、4に出てきた「聞き読み」のように、英語を頭から理解していく、ということを意識的に行えば、それはすなわちリスニング強化につながります。しかし、リーディングだけでは、聞き取れない音の解決にはなりません。やはり、一定時間以上、英語を聞くということ、それも漠然と聞くのではなく、意味を取ろうと意識的に聞く、ということが必要、というわけです。
以下のサイト、私にとって大変ためになりましたので、興味のある方はご参考ください。
以下はそのまとめと、私の場合はこうする、ということを書いていきます。
リスニングの上達方法
音声の速度で英文の内容を理解できない場合
はい、私です笑
この場合は、リスニング教材で学習するにつけ、前述の「聞き読み」という方法が良いようです。私もこれ、実践しようと思います。また、リーディングの際に、頭から理解していくように読む癖をつける、です。
私の勉強方法は別記事で紹介しますが、
先にこたえてしますと、
・BBCの記事をアプリで頭から理解するように読む
・シャドウイング教材を活用して聞き読み、を実践
により、頭から英語を理解するよう訓練をしています。
そう、
勉強
というより
訓練
ですね。

この感覚、大事かも。
聞き取れない音がある場合
はい、これも私です笑。
この場合、英語音声のある英語教材で、その音声を真似るトレーニングが良いとのことです。物まねができると、その音の違いがわかるようになり、その結果、リスニングできるようになると。確かに、納得の内容です。
この
物まね
という方法。

練習方法としては以下の3つがあります。
いずれも聞き取れない音が多い人におすすめの方法で、負荷の軽い順番に、
・オーバーラッピング:英語の音声を聞きながら、自分でもスクリプトを音読
・リピーティング:英語の音声を聞いた後そのまねをして発声する(繰り返して言う)。
・シャドウイング:英語の音声を流しながら、その真似をして発音し、できる限りすぐ復唱していくことです。
というものです。
はい。納得の方法です笑。
私は、シャドウイングアプリ
TORAbit
で、この3つを実践してみております。
単語の意味が分からない
はい、これも私です笑。
これは語彙力を増やすしかないですね。
具体的な方法は、前述にもありましたが、
英語音声のある単語帳
を使って単語を覚えていくことです。
この場合も、自分のレベルにあった教材を選択することが重要です。
私は、英検の
の、スマホのアプリ、を活用しています。
この教材、単語の意味と発音、例文の意味と音声、があるので、非常に便利です。
以上のことを踏まえると、リスニングの上達には、以下の学習方法が浮かび上がってきます。
リスニングの上達にための学習方法 まとめ
リスニング教材での学習
精聴と多聴を組み合わせる。
英会話アプリ、シャドウイングアプリ、BCCアプリ 等を活用します。
精聴においては、聞き読み、の他、オーバーラッピング、リピーティング、シャドウイングなども組み合わせていく。
リーディング教材での学習
リーディング教材でも、意識を変えることでリスニングの上達に寄与する方法があります。
それは、上述のように、
頭から読んで理解するように読む
単語
英語音声を聞きながら意味を覚える
教材の選び方
上記の学習方法を実践する上で、自分のレベルにあった教材を選ぶことが非常に重要です。
そういう意味では、単語や文法のレベルが自分はどのくらいなのか?と把握することが必要。
そのために、私は英検を活用するのは非常に便利だなと思っています。
自分はどの級のレベルにあるのか、をまず把握するといいです。
実際に、英検をもっていれば、その級が自分のレベルに合っているといってよいでしょう。その級をとったばかりなら、一つ上の級を目指してもよいし、その級をとってからだいぶ時間がたってる場合はその下の級からはじめてもよし。
一度、英検の過去問などの教材を手に取ってみてみてください。リスニングの問題で、5~10%程度、意味の分からない単語があったらギリギリか、自分には難しいレベルである可能性があります。その教材でいってみるか、あるいはその一つ下から初めてもいいかもしれません。
ちなみに、私の現在の勉強の方法は、
・リスニング教材:シャドウイング「TORAbit」のアプリを使ってます
・リーディング:BCCのアプリで記事を頭から理解するように読む
・単語:英検1級のパス単をスマホのアプリで少しずつ繰り返す
の3点です。
それぞれのやり方については別記事で紹介しますね。
それではまた。


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